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■M賞

12年度受賞  岩田 壮平









花ノ咲ク

10P (53.0×40.9p)

2013年制作





岩田壮平先生 インタビュー



今回の受賞と依頼を受けられて、いかがでしたか


団体展や推薦公募など様々な賞があり、どの賞も頂けることはありがたいですが、M賞は少し性質が異なると思います。評論家や専門家の方からの評価というよりも、もっと身近なものとしてお決め下さったことは本当にありがたく思います。両方とも私の力になり、勇気づけられるものです。この先、描き続けていく糧・持久力になりました。




出来上がった作品について  「花ノ咲ク」   10M


−アマリリスについて
何を描こうかと悩んでいましたが、やはり自分が描いてきた最初の元の形で、今でもずっと描き続けているものが、一番自分というものを表現でき、M賞への敬意も込められるのではと思い、今回のモチーフにしました。


−作品制作について
展覧会に出品する作品のほとんどは、どなたへ納まるかは全くわからない中で制作しています。
今回は、M氏とは実際にお会いしお話しもしているので、見える相手という点では、制作中に、より近しい気持ちが筆先に加えられていく、モチーフへの気持ち+αが込められていくような気がしました。





今後の展覧会のご予定は


来年は島屋での個展があります。
2014年9月の日本橋店を皮切りに全国巡回する予定です。
普段大作を数並べて展示する機会があまりないので、楽しんでご覧頂けるのでは、と思っています。




今後の制作、方向性について今お考えのことをお聞かせ下さい


今でもそうですが、これからも心に思いついたもの・ひっかかったものを、溜める事なく自由に描いていきたいです。
また、時代的なものもありますが、国内だけでなく国外での活動も視野に入れていきたいです。
今までの活動も自分だけの力ではなく、多くの方のお力があってのことというのは、実感しています。
もちろん自分自身も精一杯できることをしなければいけませんが、同世代の画商さんや美術館のキュレーターの方など、様々な方と一緒に取り組んで、叶えていけたらと思います。





                                      2013年12月



岩田先生らしい艶やかな色彩で仕上がってきた「花ノ咲ク」
代表的なモチーフともいえるアマリリスを選ばれた理由は、とても心のこもったものでした。
自分だけの力ではないと周囲の方を気遣われる先生、今後のビジョンでは、国外での活動も視野に入れられているとのことでした。どのくらいかかるかわからないけど…とおっしゃっていましたが、今後の益々のご活躍を私たちも楽しみにしています。
歳末押し迫りお忙しい最中の突然の電話インタビューにも丁寧にお答えくださり、先生の誠実なお人柄に感激いたしました。本当にありがとうございました。



                                  (聞き手:細谷 尚子)
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