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■M賞

07年度受賞  瀧下和之



富嶽風神雷神図   20P(72.7×50.0cm)
作家紹介
先日、第8回M賞受賞者である瀧下和之先生の作品が出来上がってきました。
気迫のこもった素晴らしい「富嶽風神雷神図」です。


毎回受賞記念に描いていただく作品は、先生方のめざす方向が予感でき、
いつもわくわくさせられます。
ギャラリー和田では、毎年多くの活力あふれる若手作家を紹介しておりますが、
最近の活躍ぶりは目を見張るものがあります。
これからも若手作家の紹介をさらに充実していきたいと思います。
皆様も一緒にその成長を見守っていただければ幸いです。

その作品制作について07年のM賞受賞作家、瀧下和之先生にお電話でインタビューをさせていただきました。




このようなお話を受けたとき、どのように思われましたか


まず、鬼が登場する桃太郎図シリーズをはじめ、風神雷神、鳥獣戯画などたくさんあるモチーフの中でどれにしょうかと考えました。
「風神雷神図」を描くことにしたのは、今回M賞を受賞するきっかけとなった2007年の個展「The 屏風展。」(ギャラリー和田)のテーマが風神雷神図だったからです。
個展のときは遊び心いっぱいに制作できますが、選ぶ人が決まっているので自由に描いていいとはいえ大きさも決まっていますし、テーマを決めるのが難しいと思いました。
ですが、賞をいただきこのような機会を与えられることは作家にとってとても嬉しいことです。
期待は絶対に裏切りたくないなと思いました。
M氏がどのような感想をもったかは気になるところではありますが・・・。





2007年に引き続き、2008年もますますご活躍が期待される瀧下和之先生ですが、 今後のご予定はいかがでしょうか


個展を8月に2つと11月に1つひかえています。 今は桃太郎図シリーズの完結とその集大成となる画集刊行に向けて頭がいっぱいです。
桃太郎図シリーズは500作で完結ですが、最後の大作群の制作に取り組んでいます。





お忙しそうですね。


締め切りがせまっているので、焦る気持ちはなくはないですが、もうゲーム感覚というか楽しんでやっています。
ただ、大変なのはポジの整理や事務的なことなど、雑事もこなさなければならないことです。





10年後のビジョンはありますか


先のことはよくわかりませんが、何年かスパンで画集を出す!という目標があるので、それに向かってやるのみです。
目標を立てて、それをクリアする。その繰り返しです。






(2008年6月3日 インタビュー)






瀧下和之先生、突然のインタビューにも快く応じていただきまして、ありがとうございました。
インタビュー中にも、電話の向こうで呼び出し音が鳴り、これから出かけなければならないとの事。
インタビューは一端中断し、またあらためてと思っていると、しばらく後に「さっきの続きですが・・・」と逆に先生の方からお電話が。
いろいろと打合せ等があるそうで、本当にお忙しそうなご様子。それにもかかわらず真摯にこちらに応えて下さる。
その誠実さや律儀さに人は感動してしまうのです。
忙しいときの息抜きなどはどうされているのですかという質問には「息抜きはいらない」と即答。(愚問でした)
辛いことは全く無い。好きな事だし、楽しんでやっているからと。
画集に鬼のフィギュアをつけた豪華版も出す予定だそうで、そのお話を楽しそうになさっているのを伺っていると、こちらまで楽しい気持ちになってきました。
来年の画集刊行と、それにつきまして画集刊行記念展を各地で予定していらっしゃいます。
ギャラリー和田では2009年4月に開催予定です。
これからも私たちを楽しませたり、ときには驚かせたりしてほしいと思います。 (文責・西村知子)
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