聚(ジュ)
10F
2012年制作
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福井江太郎先生 インタビュー
今回の受賞と依頼をうけて思われたことをお聞かせ下さい。
M賞は、いわゆる企業・団体が設けた賞と違い、愛好家の賞ということで、賞と自分とがとても近く感じました。
M氏の人生の点になれたような親近感というか。
M氏という人を感じる賞を受賞でき、とても嬉しく思っています。
普段の仕事のスタイルとして、作品が出来てから収蔵先が決まることが多いのですが、
今回は収蔵先が先に決まっていたので、相手を思うあたたかい気持ちになりました。
作品について 「聚」10F
ー モチーフについて
やはり僕自身の原点であるダチョウを持ってもらいたいという思いがありました。
ー 指定は大きさのみということは制作に影響しましたか?
日本画の歴史自体、枠があって描く文化で、例えば襖・屏風に描く等、生活の中で楽しむものですから、本来の日本画のあり方だと思います。
特に影響はありませんでした。
ー 向き合う2羽のダチョウがハート型を作っているように見えますね
それは意識しました。
2羽のダチョウはM氏と奥様、
初めてお二人とご一緒したときに感じた気持ちを表しています。
ー「聚」について
作家の思いだけでなく、作品をご覧になる方、所有してくださった方の思いも込められたらという思いと、展示先でも作品が成長してくれることを願い、タイトルには漢字一字をつけています。
今回の「聚」というタイトルには、M氏を中心に作家や画商、お客様が集まるという、M賞の本質を表したつもりです。
今後の展覧会のご予定は?
今年の秋には、台湾で初めての個展が開催されます。
また、ドイツの、今度はベルリンで個展があります。
10年後のビジョンはいかがでしょうか
絵描きの50代というのは、まだまだ若いと思っているので、10年後も新鮮な気持ちで絵を描いていきたいと思います。
2012年6月
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ダチョウ、菖蒲、そして新しいテーマの龍など、福井先生には様々な代表作がある中で、いったいどのような作品になるのか、私共も大変楽しみにしておりました。
そんな中出来上がってきた「聚(ジュ)」。
2羽のダチョウでハートを模ったという今回の作品からは、あたたかさと和やかさが感じられます。
突然の電話インタビューも快く引き受けて下さり、ご自身の言葉で丁寧にお答えくださる福井先生のお人柄も表されている気がします。
今秋には、台湾・ドイツと2つも個展があるなど、海外での活動にも大注目ですし、
来年には新たなテーマを発表されるとのこと、
今後の活動にますます目が離せませんね。
(聞き手:細谷 尚子)
