伴戸 玲伊子展

伴 戸 玲 伊 子 展  
―流線形の旅― 

2011年5月23日(月)~6月2日(木)

Holy Water 1
16.7×321.2㎝
Holy Water
63×181.8㎝

光と影の中にゆらゆらと映っては消える水面の景色。今映っていたものが波紋とともに
過去へと流されまた新たな何かを写す。
その流れは途切れることなく連綿とつづいてゆくかの如く。
橋は此岸と彼岸を結ぶと言うが川もまた然り。過去と今とを結ぶ。
この作品をじっと眺めていると、ふとそんな思いが過ぎる。

この画家は、単に水を描こうとしているのでもなければそこに映し出された対象を描こう
としているのでもない。ただひたすら揺らぎ永く永くこの世を映してきた川のそして水への
思いを表そうとしているのではないか。

たとえそれが風景であっても、最近よく描いている椿であってもこの画家が真に見つめる
先はその対象の時空を超えた遥か彼方か、もしくは逆に自己精神の奥底なのだと私には
思えてならない。

佐藤美術館 学芸部長 立島 惠

光の刻印
100F 130.3×162.1㎝
旅の途中
30M 90.9×60.㎝
花影の午后
20F 72.7×60.6㎝
夜明けの星
6P 40.9×27.3㎝
ノスタルジア
4P 33.4×21.2㎝
日光椿
4F 33.4×24.3㎝
ながれ
0F 17.9×13.9㎝