松田環展

松岡歩展

2014年10月1日(水)~10月10日(金)

Figurative ―  象ることのたのしみ  

“物心賦               

松田環

長い年月、花や果、景色や人など様々な“もの„を
描いてきた。 それは言わば、何れもその“もの„を
象(かたど)る具象の世界を、探り描いてきたと
言えるのだろう。

近頃、その“もの„から絵作りのイメージが発信され
いつのまにか、 キャンバス上に絵筆を運んでいると
言った様なことがある。
“もの„が絵を創り、絵がまた更なる画面に導く、
ある意味自然な制作の道筋の様にも思えるが、いつ
もなかなかそんな風にはいかない。
そこにはいつもとは違う、いく分自由で、解放的な
時間と空間がある気がする。

そんな或る日、詩人高橋新吉の「物心賦」という
一編の詩に出会った。

なかに、こんな一節がある。

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木石は心である   

すべてのものが心であるから

山も川も心である

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心でないものは、ない。

物は心である。

今、この時代にかつてのダダイストが僕の中で

新鮮によみがえるなんて、社会も僕も歳をとったと

言うことかも知れない。

この頃、描くことが以前より楽しい。先の詩に

“見聞覚知は心にあらず„ともあった。少しずつ

自分自身が造った概念からも解き放たれつつある

のかもしれない。

窓辺の卓上・カンナ
50F(116.7×90.9cm)
サボテンの花
30F(90.9×72.7cm)
ジャスミンと卓上の静物  
30F(90.9×72.7cm)
卓上の花・百合  
20F(72.7×60.6cm)
フィレンツェ  
20F(72.7×60.6cm) 
スイートピー
12F(60.6×50.0cm)
プラム
10F(53.0×45.5cm)
ヴェネチィア・グランカナルの夜明け
10F(53.0×45.5cm)
薔薇
6F (40..9×31.8cm)
アマリリス
6F (40..9×31.8cm)
薔薇
4F(33.4×24.3cm)
横浜港
4F(33.4×24.3cm)
矢切の渡
3P(27.3×19.0cm)
東京タワー
SM(22.7×15.8cm)
レインボーブリッヂ
SM(22.7×15.8cm)
長崎・グラバー邸
SM(22.7×15.8cm)
セーヌ
SM(22.7×15.8cm)
ヴェネチア
0F (17.9×13.9cm)
大浦天主堂
0F(17.9×13.9cm)
あじさい寺・鎌倉成就院
0F(17.9×13.9cm)