スリーゼブラ
10F(53.0×45.5cm)
2016年制作
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金丸悠児先生 インタビュー
M賞を受賞されて
M賞のことを存じ上げてから年月が経っていました。
まさか自分が頂けるとは思っていませんでしたので、大変光栄でした。
個人的な賞ですが、その点で何か感じるものはありましたか?
個人の賞とは、選ばれる作家も万人に受けるというよりは、その方の趣向によるものだと思います。
M氏の琴線に触れる作家として選んで頂けて、とても嬉しかったです。
-出来上がった作品について 「スリーゼブラ」 10F
-受賞後のご依頼は、かなり自由度の高いものでしたが、いかがでしたか。
完全にお任せします、とのことだったのでなかなか難しいなと思いました。
ただ、いつも描いているような得意なモチーフですと、作る側からすると新鮮味がないので、
何か別のモチーフで、勢いのある、ポジティブなイメージが伝わる作品にしたいと思いました。
-モチーフはどのように選ばれたのでしょうか
シマウマはポピュラーな動物ですが、特別ないわれ、縁起などを思い起こさせない、とくに主張のない動物だと思います。
ウマではあるのですが。
縁起などに頼らず、模様やクールな雰囲気など、そのものの魅力を直接表現できればと思い、シマウマを選びました。
先生は、C-DEPOTなど、集団での活動も積極的にされていますが、個人と集団では、意識の違いなどあるのでしょうか。
意識は違います。
集団での活動では、横に広げる、社会との接点をつないでいきたいという思いがありまして、個人の活動では、地面を掘るように、深く掘り進めるといった意識があります。
今後の展覧会など、将来の展望がおありでしたら教えていただけますか。
変わらず予定はありますので、粛々と取り組んでいきたいと思います。
作品の発表や展示が多い方なので、飽きられないよう、新しい作風やシリーズを広げていけたらなと思っています。
また、海外での発表の機会も少しづついただけるようになってきましたので、今後も国内だけでなく、国外での活動も積極的にしていきたいと思います。
また、制作環境の改善を図りたいと思っています。今もアトリエは構えていますが、大分手狭になってきたので、モチベーションを保つ意味でも、ポジティブな環境作りをしていきたいと思います。
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ギャラリー和田では、個展やグループ展などでご出品頂く機会の多い金丸悠児先生。
M氏もそれらの出品作をご覧になっていらっしゃいますので。ご依頼の作品について、先生も悩まれたようです。出来上がってきた作品は、金丸先生といえばと思い浮かべるカメや古代魚、街シリーズではない、躍動感あふれる「ゼブラ」の作品でした。
「スリーゼブラ」の制作に対する思いを伺う中で、モチーフが持つイメージやその魅力をそのまま表現するということは、先生が常に考えられていることなのかなと思いました。
今回の作品は、優しく丁寧な先生のお人柄はもちろん、先生が意識されたという、勢いやクールな感じもしっかりと伝わってきます。
今後、新たな作風やシリーズ展開にも挑戦されたいとのこと、私どもも、先生のますますのご活躍を期待しております。
制作で忙しくされているにも関わらず、突然の電話インタビューにも終始丁寧にご対応くださいました金丸先生、ありがとうございました。
(聞き手 細谷 尚子)
