夕映え
20F
2009年制作
奥村美佳先生 インタビュー
今回、受賞の知らせを受けていかがでしたか
「M賞」のことはよく存じておりまして、魅力的な作品を制作される方々が選ばれているという印象をもっていました。ですので、受賞の知らせを受けた時は大変嬉しかったです。
自分では、この賞を頂けるとしてもまだまだ先かな・・・と思っていましたので、こんなに早く頂けるとは、と驚きました。
出来上がった作品について
以前にギリシャに訪れた際、とても美しい夕暮れを見ました。
その後、三重県の港でそれに近い風景に出会いました。
残照で灯台や周りの建物が色を失い暗く沈んでゆき、対照的に陽の光と染まる海の色彩が輝くようで「自然の美」があざやかに強調されていました。
刻一刻と姿を変える風景があたかもゆったりと安らかに流れる音楽のようで、そのような雰囲気を感じて頂けるように描きました。
今後の展覧会のご予定は
現在開催中の岡崎市美術館「桃源万歳!」(H23.5.22まで)という展覧会に出品しています。
あとは例年と同じく「創画展」と三越さんの「Nihonga・京」展があります。
それから、今年は京都で『国民文化祭』という催しがあり、その一環として「日本画 きのう・京・あす」という展覧会に出品する予定です。
今後の制作、方向性について今お考えのことをお聞かせください
今は風景を多く描いていますが、今後はもっとバリエーションを広げていけたらな、と思っています。
今までにも描いたことのある動物・植物の作品も深めていきたいですし、将来的には人物、たとえば子供像なんかにも挑戦してみたい気持ちがあります。
2011.4
ここ数年、常に注目の高い奥村先生。個展をはじめ、展覧会もいつも盛況です。
母校、京都造形大学の准教授としてのお仕事もこなされる中、毎回は発表される作品のなかにはどこか新しさがあり、日々作品に対時し、挑戦をし続けていらっしゃることが感じられます。
先生のお人柄どおりの心安まる和やかな部分と、確固たる芯の強さが調和した作品に、いつも魅了されてしまいます。今後もますます期待される奥村先生ですが、新たな挑戦のお話もお聞かせ下さり、これからの作品が本当に楽しみです。